流星シラップソーダ
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TITLE : 一千一秒物語 文=稲垣 足穂 絵=たむらしげる
![]() | 一千一秒物語 稲垣 足穂 (2003/11/29) ブッキング この商品の詳細を見る |
ではグッドナイト! お寝みなさい 今晩のあなたの夢はきっといつもとは違うでしょう
北星の夢幻曲が始まると
オーケストラの中から黄いろい煙がパッと舞い上って
会場じゅうに拡がってしまった
さあ皆さん、どうぞこちらへ!
星とタバコと映画と…、夢幻の物語。94年リブロポート刊の再刊。
日本を代表する奇人作家、稲垣 足穂(いながき たるほ)を読んでみた。
タルちゃん(たるほのニックネーム)の本をまず読むなら代表作「一千一秒物語」をと思い文庫や作品集を手にとって見たのだが、なんとなく気が向かなかったので、親しみやすい絵本形式のものを入手。
私の好きなクラフト・エヴィング商會にも多大な影響を与えているタルちゃん。恐るべし!
「絵本形式」と書いたけれど、厳密に言うと、タルちゃんの「一千一秒物語」の文からイメージを抽出したたむら氏の画集という感じ。タルちゃんの文とたむら氏の絵は完璧に別けられています。
月や流星、シガレット。「洋風への憧れ」溢れる大正ロマン溢れる世界で毎夜繰り返される「宇宙の世界の存在」の格闘。果たしてそれは「あこがれ」か「一瞬の凶器」か「嫉妬心」はたまた「尊敬の裏返し」なのだろうか?核心を掴む間も無く、「未知なる存在」は一瞬にして消え去ってゆく!
「タルちゃんは何が書きたかったのか?」
その問いに答えるように、最後の一文を残して稲垣 足穂は消え去っていった。
いったい話はどうなっているんだって云うのかね?そうさ
それが今日に至るまでも判然としないものだから
きみにきいてみようと思っていたのだよ
密かに繰り返される「一千一秒物語」を残して。

一千一秒物語
稲垣 足穂 (1969/12)
新潮社

銀河の魚〜URSA minor BLUE〜
たむらしげる (2001/03/23)
アニプレックス
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