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夏が終わってゆく…(遠い目)
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2007/07/03
14:18/Tue

何か吸収できましたか?
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こころそのまま表に出るよ
大原 三千院 わらべ地蔵
 
 遅くなったけど、ひとり旅レポにちとお付き合いください。

 6月26日〜28日まで京都に行って参りました。

 

△1日目
 高速バスでお昼前に京都駅に到着。
 そのまま市バスに乗り換え。清水寺方面に。
 観光客とは逆方向から清水を攻める。汗をだらだらかきながら、石段や坂を昇る。逆方向とは言っても、通るところは同じ。修学旅行中の中学生たと海外からの旅行者がわんさか。道中なんちゃって舞妓さんたちが豪快にこけているところに遭遇したりと…相変わらず摩訶不思議空間京都にであったのでした。

 そのまま歩いて「空也上人立像」を観に六波羅蜜寺に。
 六波羅密寺周辺は観光というよりは、仏像マニアの方たちがよく訪れる地域でして、私の他には、お遍路さんのご一行と大学教授らしきオーラをもつダンディなおじ様しかいませんでした。私自身も六波羅密寺は憧れの場所で、空也上人のほかにも、私の一等好きな四天王像が4対全て拝めるありがた〜い場所なので、鼻息荒く宝物蔵に足を運んだところ、2体のみしか拝観できず。ガッッックシ。…でも、う、美しかった!時間を忘れて、可能な限り視点を変えて見つめてしまった。

 まだチェックイン予定まで時間があったので、徒歩で鴨川ぞいを歩きつつ、祇園界隈へ。ひとり旅でも、少しは若い観光客らしくと、茶寮都路里の暖簾をくぐる。予想通り、階段に行列が出来ていましたが、絶対ひとりなら待たずに通してくれるはず!計算どおり、数名のお嬢さん方を抜き短時間であんみつにたどり着けました♪そりゃひとり客ってのは浮きまくってるし、まわりのお客さんからの視線が少々痛かったけれど…。「いちいち気にしていたらひとり旅が出来るか!」と強がり半分背伸び半分でのんびりしてやりました。つぅか、やっぱり数人で行動するのが当然っていう考えのほうがキモイ!うん。こっちも正論だよな?

 甘味を食してパワーが復活!。祇園の小路を当てもなく彷徨い歩き、時々お稽古事から帰宅する舞妓さんの姿がチラホラ。やっぱりなんちゃって舞妓とは品格が違うな〜とか想いつつ。風神雷神図屏風を拝観しに建仁寺に足を伸ばす。もちろん風神雷神図屏風は国宝なので、レプリカ展示(写真撮影可)だったけど、建仁寺自体の庭と建築がもつ涼やかな雰囲気が気持ちよく。とてもくつろげた。大学時代、東洋美術史の授業内にスライドで閲覧した脱力系襖絵もあって、嬉しかった♪法堂双龍図も迫力満点。これから後800年くらい経ったらこの絵も国宝になったりするのか・・・と遠い遠い宇宙のことまで意識が飛ぶ。

 チェックイン時間が迫り、八坂神社から円山公園を抜け、1日目の宿となる知恩院へ。
 (実際には知恩院の敷地内にある知恩院和順会館という施設が宿舎となっています。)
 この旅のひとつのテーマ?は宿坊に泊まることなので。
 宿坊は安く泊まれるし、希望者は「朝のお勤め」に参加可能(宿坊によって異なります)なので、一味違う旅の思い出作りたいという方にはおすすめかと思います。

 無事チェックインを済ませ、実際に泊まるお部屋の印象は、古びた旅館のようでした。普通にテレビも付き。欲を言えばトイレと洗面台は共同なので、そのつど貴重品を持って鍵をかけないといけないのは少々不便でしたが。それ以外は質素で清潔感が感じられました。大浴場を広くて、疲れが取れました。部屋にもよるかと思いますが、私の部屋からは、木造の門としては世界最大の知恩院の三門(国宝)が間近に眺めることが出来て、眺めも抜群でした。
 私以外の宿泊客は数十名のお年寄りで構成されている「信仰奉仕団」なる団体さん2組、個人客は外国人観光客が数名と、私と同じくひとり旅風情の30代女性のみでした。個人客は同じフロアに割り当てられている為、廊下に出るたびに外国人の方と顔を合わせて、なぜか日本人とすれ違うよりも厳粛丁寧にお辞儀をし合ったりして、なんだか不思議でした。
 夜は人通りが多く、ごった煮的で私の苦手な京都の部分。川原町通りや寺町界隈を人ごみに流されつつ浮遊。あぁ。っやっぱり苦手だと思う。苦手!そんな時にひっそりとした隙間に神様の灯りを発見できるとほっとする。

 疲れ果てて宿坊にたどり着くと、無視していた足の激痛が無視できなくなり、靴下を脱いで確かめると親指の裏に靴擦れが!そりゃ、バスに乗らずにアレだけ歩けばね。
 靴擦れが痛くても、妙に誇らしい夜でした。

 熟睡できるはずが!布団がまったく体に合わず、全く眠れず。
 明朝4:30起床厳守なのに!

 
△2日目
 眠れなかったが故に4:30に起きて「朝のお勤め」に参加することが出来たのか?

宿坊で朝のお勤め
知恩院 朝のお勤め風景。

 ロビーにて、「朝のお勤め」の参加者集合。
 (参加者は外国人旅行者を除いた全員でした)
 朝霧が立ち込める中、知恩院本堂に向かう為石段を昇ってゆきます。 頭の中がまだ覚醒前の為、なんだかアノ世(死後の世界?)にでも分け入っているような…。皆さん口を閉ざしたまま、静か過ぎた。


 「朝のお勤め」は普段拝観客が入ることの出来ない阿弥陀堂の内陣で行われます。正座し、木魚のリズムに合わせて合掌、「南無阿弥陀仏」を唱えながらお坊さんが入場してくるのを待ちます。郷に入っては郷に従えということで、解らないお経の部分は耳を清ませつつ、得意な「南無阿弥陀仏」の合唱部分は心を込めて一心に唱えました。これぞまさに念仏というか、頭がだんだんぼーっとしてきて、でも意識のある部分はしっかり醒めていて、みんなの声がやがて一つに集中しだしてクライマックスに到達してゆく。

 なむあみだぶつなむあみだぶつ・・・なむあみだぶつなぁ〜むぅ〜

 こんな音楽も有りだと思う。
 ご焼香を済ませ、今度は事前に配られていた「元祖大師御法語」というありがたいお経の第二十七章(27日なので)をみんなで合唱。

 ありがたいことに、宿泊者全員の名前が読み上げられ、宿泊者とその先祖代々の供養と幸福を祈願していただきました。
 まさか、自分の名前が読み上げられるとは思っても見なかったので、ものすごく感動しました。自然に合掌礼拝が出来、とても心静かな状態で過ごせた。

 「朝のお勤め」の後はお坊さんからありがたい法話も授けていただきました。世の中の哀しい事件から、「千の風になって」の歌詞についての興味深いお話まで、とても心に残る内容でした。久々に素直に人の話に耳を傾けて、自分ながらに受け止めることが出来たかと思います。
 あっという間の2時間でしたが、阿弥陀堂から出ると、すでに太陽が顔を出していて、なんだか体の中から力が湧いてきました。

 朝食を済ませ、とても親切に接してくださった、フロントのお坊さんに「お世話になりました」と声をかけてチェックアウト。

 そして、憧れの国宝、重文の宝庫!蓮華王院(三十三間堂)へバスで向かう。三十三間堂を拝観する為に京都に来たといっても過言ではないので、この旅のメインと言っても好いくらい楽しみにしていた場所。
 仏師たちが全身全霊、至極の技を投じて掘り続けた千体もの十一面千手千眼観世音も、雷神風神像もいいっ!でも一番見たかったのは観音二十八部衆の像!
 あ〜もう溜まらん!筋肉、手、表情、装飾具、風、どれをとっても息を呑む!

 早起きは3文の得とはこのことでしょうか?
 偶然にも大変貴重な光景に遭遇することが出来たのです。
 千体規則正しく並んでいるはずの千手観音像が数体、斜めにずらされており、白衣を身に着けている方たちが数人で(おそらく職員と仏師の方と思われる)千手観音像を厳粛な雰囲気の中解体しているではありませんか!!!
 近くに居合わせていた職員の方に尋ねてみると、千手観音像の保存修復の為、搬出作業中とのこと。
 普段は見られない、装飾具を取り外され、台座から降ろされ、背中の後光も外されている姿、(特に背中部分を間近に見ることができて狂喜乱舞)最後には担架上に組まれた木枠に和紙等で厳重に固定された後搬出されて行く姿は、死体でも運んでるみたいに見えてドキドキしたのでした。

 感動しすぎて疲れたにも関わらず、蓮華王院の向かいにある京都国立博物館に。惜しくも特別展は展示準備中で平常展にしか入場できませんでしたが、なんとなんと!ここでも「早起きは三文〜」の効能?が持続し続けていたのか?

 前日、六波羅蜜寺で四天王像のうち2体だけしか拝観できず、ガックシきていたのですが…。なんとなんと、その四天王像の残り2体が偶然にも!国立博物館に展示中だったのです!うは〜立ち寄ってよかっだ〜(号泣)生きてりゃ善いことがあるもんですね!
 他博物館に貸し出し中ってのはよくあることなので、そんなに騒ぐことじゃないかもしれないけど、私にとっては、この出来事によって益々六波羅蜜寺の四天王像のファンになっちゃったのでした。まだ風が吹く前で、静けさを持ってるところがいいなぁ(満足)

 ゆっくりと博物館を巡った後、興奮を冷ます為、京菓匠 七条甘春堂 且座喫茶で一服することに。古い町屋造りの店内で、京菓子を懐石料理に見立てたお膳でいただける。注文次第では抹茶を自分で点てられるらしく、常に茶釜から湯気が漂い、窓からは小さな中庭が眺められ、自然と神経が緩んできて、ゆったり出来た。

 再び歩く気力を充電できたので、蓮華王院近くにある養源院、智積院、豊国神社、方広寺まで大小さまざまな寺院を拝観。
 中でも、伏見城の遺構を写して再建された養源院は印象的。小さいながらも、俵屋宗達が描いたユニークな杉戸絵等、貴重な文化財が収められており、拝観料を支払う時財布の中身が見えないほど照明が落とされていて(文化財保存の為)、お化け屋敷にでも迷い込んだようでした。養源院のもうひとつの目玉に「桃山の血天井」なるものがあるのですが…「血天井」といわれる天井の血痕は、今から400年前も前の戦国時代のもので。この天井に使用されている木材はもともと伏見城の床でした。伏見城を守っていた武士が敵に攻められて落城する前に380名以上が自刃。その遺骸は約2ヶ月もの間、伏見城に放置され、その血痕や顔や鎧のあとが縁側の板に染み付き、いくら拭いても洗っても落ちなくなったという。案内係のおばあさんがおもむろに指示棒を取り出し「ここが頭のあと。ここが腕。このあたりがお腹」と説明を聞きながら薄暗い天井をじっと見ていると確かに人の形に血痕が。
 ひぃ〜。コレじゃ本当にお化け屋敷だよ〜。

 この旅で拝観した寺院の中では、養源院が一番文化財保存に心血注いで努力されていることが印象深い。そのため院内では自由に拝観できず、常に職員のおばあさんの監視つきではあったけれど、拝観客が見学に来るたびそのつど障子を開け閉めし、出来るだけ光が入り込まないように保存しようとする姿にとても「ありがたさ」を感じました。学芸員実習の時の「展示と保存は矛盾した行為」という言葉を鮮明に思い出しました。

 また智積院の名勝庭園を痛く気に入って、時間を忘れて眺めていました。中国の廬山を模られていて、石橋より向うはあの世(極楽浄土)で、2年前に亡くした愛猫が私を呼ぶ…。なんてことを妄想していたら、濁っ水から(わざと濁らせてある)鯉がジャンプ!刹那あの世は消散し、我に還る。

 一路2日目の宿に向かう為、京都駅へ。遅めの昼食をすませる。
 ついでに京都駅に来ると必ず立ち寄ることにしている、美術館「えき」KYOTOに。偶然にも開館10周年記念として 三好和義 楽園写真展ハワイアン・スピリッツの初日。しかも三好氏ご本人が来場し、作品の解説をしているところに遭遇!幸運にも程がある!極彩色のまさにハワイアン・スピリッツに溢れる写真で、心地良かった。


十四春旅館
十四春旅館

 京都駅から地下鉄に乗って、今晩泊まる宿へ。
 最後の夜を過ごす宿は、これも楽しみにしていた、明治に建てられた京町屋の小さな宿。国の登録有形文化財にも登録されているらしく、戸を閉めるのに少々コツを要する古さに感動。おばあちゃんの家を思い起こさせるような佇まいと、おかみさんのおもてなしの温かいこころが人気で、観光シーズンは予約が取りにくいそうです。
 古いとは言っても、生活に必要な洗面台やトイレ等は使いやす現代的に改築されていて、アメニティ類もオールフリーで、本当に身一つで来ても「我が家にいるようにくつろげる」配慮と気配りが行き届いていました。到着時に、おかみさんが点ててくれるお茶も染み渡る。
 宿泊客の中には脚本家の方が「篭もり」に長期滞在される方も多いそうで、隠れ家的な雰囲気が一番の魅了ですね。お風呂も檜風呂で、体の疲れも溶かしてくれました。

 おかみさんとしばらくお話して、一休みした後、夕食にありつくべく外へ。あまりお腹も空いていなかった為、近所の蕎麦屋兼居酒屋にふらり。
 カウンター席に通されるも、ひとり客のお仲間?が多かったので、リラックスできました。調子に乗ってビールをおかわり。ほろ酔いの出来上がり。
 
 この日は布団もふかふかでよ〜く眠れたのでした。


△3日目
 翌日は遅めに起床。
 前日の要望どおりの時間に、朝食を1階の広いお部屋で頂きました。
 朝食は、旅館食と言うよりは、京都のお母さんが作った朝ごはんで、炊き立ての生姜ご飯が絶妙な味で、ついついお腹いっぱい平らげてしまいました。茄子の田楽やごま豆腐、焼鮭、お味噌汁も上品な味で、ウチの母にも見習って欲しい美味しさでした。

 精算時にも、おかみさんとお話させていただきましたが、この貴重な建物を残すのに、大変なお金と労力が必要なことを教えてくださいました。「この家を「残すこと」が私の使命」と晴れ晴れとした表情で語ってくれたおかみさんを私は忘れない。
 そんなおかみさんの苦労の上に私たち宿泊客が集い、また不思議な縁が産まれる。ひととひととを自然と、また必然的に結び付けてしまうこころがこの旅館にはあるのかもしれない。


 おかみさんからお土産として素敵な扇子を頂いて、心も体もほっこりさせて、出発。
 地下鉄と、バスを乗り継いで、大原に。
 前日まで行き先は決めてなかったんだけど、なんだかゆっくり出来そうな、森のイメージがあったので。もちろん庭園や仏像もたくさんありそうだったので。


 大原の紫蘇畑を抜けて、三千院、実光院、宝泉院を目指す。
 大原の寺院はそれぞれ、素晴らしい庭があって、拝観料にお茶券付きのところも多い。庭を眺めながら、散策しながら抹茶とお菓子に舌鼓を打つのも善し。

写経
写経


 三千院では写経も体験できる。姿勢呼吸を整えて、十六文字を無心でと言うよりは一生懸命ナゾって、書き終えたら奉納させていただく。
 
 写したお経

 七 佛 通 戒 偈
 諸悪莫作 諸善奉行 自浄其意 是諸佛教
 
 大意:すべての悪しきこととをなさず、善いことを行い、みずからの心を浄めること、これが諸佛の教えである。

御朱印
御朱印集め

 阿弥陀三尊像が安置されている往生極楽院の天井画が最近復元模写されて展示されていた。この復元模写の様子はテレビ番組で知っていましたが、あれほど鮮やか青に10体の天女が浮遊する様はまさに極楽浄土。胸を打つ光景でした。眼にした週間に音楽がたなびく。


 お土産に漬物を買って家路につく。

 帰りの高速バスのなかで、拝観した寺院で頂いたパンフレットを読み返す。
 そのなかの宝泉院のパンフレットにこんな言葉が記されていた。

 仏のことば

 ことばだけ美しくて
 実行の伴わないのは
 色あって香りのない
 花のようなものである

 花の香りは
 風に逆らっては流れない
 しかし善い人の香りは
 風に逆らって世に流れる

 眠られない人に夜は長く
 疲れたものに道は遠い
 正しい教えを知らない人に
 その迷いは長い

 法句経


 長文にて失礼しました。

お土産
旅の思い出たち



2006/09/05
21:23/Tue

何か吸収できましたか?
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よみがえる源氏物語絵巻

 
 広島県立歴史博物館にて「よみがえる源氏物語絵巻〜平成復元絵巻のすべて〜」展を鑑賞してきました。

 平安時代後期(12世紀前半)に製作されたとされる「源氏物語絵巻」。現存する最古の物語絵巻を平成11年から先端技術を駆使して、当初の姿に復元模写をする事業が進められてきた。平成17年に国宝「源氏物語絵巻」全19図の色鮮やかで美々しい復元模写が完成。約900年の時を経て新たに命を吹き込まれた源氏物語の世界が堪能できる。


 NHKでこの復元の様子を記録した番組を私もずっと見ていて、科学技術の進歩や細密さの極限にまで達しなければならない模写技術(結局は900年前と同じで人の手なんだけれども)ただため息ものだったけれども…。

 実際にガラス越しに復元模写された実物と国宝の原寸大写真をみくらべると、「嘘・・・」とつぶやきたくなるくらい、爽やかで清々しい色彩に(もちろん豪華絢爛なんだけども)満ちていた。

 国宝の「源氏物語」はもちろん900年も前のものだから剥落や褪色が激しくて、あまり色彩を想像できる状態ではないし、「源氏物語」のストーリー上、どろどろしたイメージで、どうしても渋い色調を想像してしまっていたから、疑わずにはいられなかったんだよ。

 よく考えたら当時の顔料は「白」以外は全て天然のものから出来ているから、全て自然で、眺めてると安心できる。

 でもやっぱり「鉛白」の「白」は別格で透明感にあふれていて美しく、感動した。

 模写復元お疲れ様でした。


 余談だけど。
 この特別展にそりゃあ力入れてるのは解るけど、スーツ姿の関係者がわんさか溢れているのはいただけません。

2006/06/27
21:05/Tue

何か吸収できましたか?
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球体関節人形展 「櫂」



 偶然、機会が重なりました。
 野暮用で倉敷に立ち寄る機会がございましたので。

 倉敷市立美術館にて
 球体関節人形展 「櫂」を観てきました。
 人形作家の堀佳子さんが主催されている人形教室の作品展です。

 web上でも仲良くさせていただいているkafkaさんの作品も展示されているということで、愉しみにしておりました。

 最初、受付や監視員にゴシック・ロリータファッション?の方が居られて若干引き気味になりましたが…。
 それでも私がまだ味わったことの無い世界だったので、新たな世界に足を踏み入れるという、最近遠ざかっていた喜びが感じられました。

 思っていたよりも大規模な展示数だったので、様々な大きさの人形たちに圧倒されました。


 私的感想を言わせていただきますと。
 う〜ん。正直言って、作品のテイストがゴス・ロリータの方向か、ふんわか可愛い方向か、大きく分けて2パターンくらいしか眼に入ってこないと言うこと。(もしくは漫画系美麗調のもの)

 初めて、球体間接人形を見させていただいて。
 もしかしたら、実物を目にするよりも、写真や、映像などの[演出された]媒体での方が魅力が倍増して見えると思うのは私だけでしょうか?
 だから、人形の写真集がたくさん出版されているのかも。


 人形では「何を伝えたいのか」系のハッキリ言えるものではなくて、その人形の根底というか、背景と言うか、重い、深い雰囲気みたいな、「言葉に出来ないもの」(オーラに近いもの?)を感じ取れることが出来たら最高なんじゃないかと思う。


 そんなことを感じました。

2005/11/12
23:16/Sat

何か吸収できましたか?
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 すばらしい番組を見た。

 『たけしの日本の教育白書』という番組だ。

 「命の授業」というテーマで、小学生が自分たちで育てた豚を食べる。という授業を追った番組だった。


 こどもたちは豚にPちゃんという名前をつけ、可愛がる。

 そして、卒業のとき、次ぎの学年の子達にPちゃんを引き継いでもらって育ててもらうか、食肉場に引き取ってもらうか、自分たちで殺して食べるか、選択肢が用意された。


 つまり、自分の愛してやまないペットを殺して食べられるか?という。

 子供たちは何度も何度も涙を流しながら話し合い、結局、最後の選択肢は先生にゆだねることになった。


 そして出された結論は食肉加工場に引き取ってもらうことになった。

 私は食べるべきだと思ったので、ちょっとガッカリしたのだけれど。


 そして、その番組に付け加えられたコメントが「子供たちが一生懸命考えたことに意味がある」といものだった。


 ・・・なんだかなぁと思った。世の中で最後に評価されるのは「結果なのに」、そんな世界に放り出すくせに、「考えたことに意義がある」という中途半端な言葉で済ませるのか。


 ちょっと意味が解らないわ。

2005/10/11
16:37/Tue

何か吸収できましたか?
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あみあみ
ミーラ・プレスロヴァー
《梱包されて》

 昨日は、結局、両方の美術館にいってきた。
 我ながら、苦手な地下鉄を乗りこなし、頑張ったと思う。

 面白かったのはやっぱり国際美術館の「転換期の作法」でした。

 やっぱり「転換期」だけに、なにも、明るい未来が見えているばかりじゃない、ある意味、行き詰まりとも言っていいような現状から、また立ち上がる。なんだか逞しい展覧会だと思った。
 中には、人間を皮肉ったような、スポーツマシンや、「幸せかい?」「生きている意味って?」「お金は必要?」などなど、子供型ロボットが問いかけてくる作品もあり。
 雑多で楽しかった。
 
 そして、国際美術館の味はやっぱり所蔵展が楽しいところ。現代アートって、肩の力を抜かして見れる、勝手に、物語を作れる。ほんとに笑顔になれるものだね。
 余談だけど、この日は偶然にも、FM802の公開生放送も美術館でやっていた。美しい生演も観ながら聴けた。


 天王寺の市立美術館「ミラノ展」は正直、観る体勢ではなかったですね。人が多すぎて。(私が悪い)
 ホトンド、展示物の前を素通りしてしまった。
 ダ・ヴィンチンの絵になんて近づけません!
 それでも、気に入ったのはセガンティーニの馬の絵!いきいきしてて、絵から飛び出してきそうだった。
 それにしても、思ったんだけど、どうしてダ・ヴィンチの前では長い間立ち止まって、顔を近づけて凝視するのに、他の展示物の前ではそうでもない?人が多いんだろう????

 そんで、こちらのほうも、意外に楽しかったのが、所蔵展。
 各部屋ごとに、アジアの仏像、花鳥画、磁器、書など、テーマ別に展示されてて、特に仏像が!四天王像が!!!!すっ極手が綺麗で、威厳があって、風があって、惚れてしまった!花鳥画のコーナーには、やっぱり伊藤若冲の群鶏図があって、ウハウハだった。

 早速帰りに書店にて、全国つつウラウラの四天王像の美麗写真を集めた、写真集を入手した。 

2005/08/01
18:07/Mon

何か吸収できましたか?
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リニモ!浮遊感を感じたいの。
写真1

水垂れ流し

大地の塔

雲行き怪し

写真3

 行ってきました。万博に。愛・地球博に。

 ってことで、少しだけ、ご迷惑でなければ、私、まろの視点から観た(そこが不安)万国博覧会の模様をお伝えしたい。


 まず、私が住んでいる部屋を父と共に出発したのが朝5:30のことでした。新大阪から新幹線で名古屋入りし、どうしてもリニアモーターカーに乗りたいとのことで、万博八草駅へ行く為専用電車に。

 リニアモーターカーって磁石で浮いてるんだよね?どんくらい浮いてんの?浮遊感は感じるかな?など、父と共にはしゃぐ。

 ↑の写真1がリニモに乗車するのを待ってるところ。
 んで、楽しみにしていた浮遊感はといいますと。
 運転士さんのアナウンス曰く・・・たったの、たったの8ミリしか浮かないとのこと(ガックシ)

 まあ、私のリニモに対する感想はそのくらい。
 乗車時間も3分だったしね。内装は、電車をちょっと未来的にしてシンプルにした感じかな。

 そしてとうとう長久手会場(企業パビリオンや世界の国々のパビリオンがある会場)の北ゲート前に到着。
 ゲート前はひとひとひとで周りの人は汗だらだら垂らしてました。
 私は今年は手術をしたのと無類の寒がりの影響で長袖着てましたし、熱さには慣れているので汗はホトンド出ませんでしたが。

 で、やっぱり入場前に厳しい入場検査。金属探知機と持っている鞄の中身を全てチェックされます。(入場してから暑さで気分が悪くなった人も結構居たらしく、何人か横たわってる人を見かけました)

 とにかくやっと入場し終えましたが、当初の計画?ではやっぱり日立のパビリオンが見たいと父が言っていたのですが、結局第一回整理券配布には間に合わず、私もそんなに見たいとも思わなかったので、さっさと諦め、まずは水分補給ってことで自動販売機に走る。


 私は最初からマンモスやロボットが見れるとも観たいとも思わなかったのでまあ順当といいますか。

 私が興味があったのはグローバルコモン(世界のパビリオン)でした。大体の人が企業パビリオンに入れなくて流れてくるところです。

 えっと何カ国見たかな?イタリア・フランス・ロシア・チェコ・オランダ・イギリス・オーストリア・ブルガリア・ブルガリア・ニュージーランド・シンガポール・ベトナム・南アフリカ・オーストラリア・・・ソレくらいかな。

 父と私は待つ根性がないもので。ドレモ5分程度待てば見れるものだったので。

 印象深かったのがフランス館。どの国のパビリオンも大体映像を見せる展示がやっぱり多かったのですが、フランス館で上映されていた映画がテーマ的にも、上映スタイル的にも心打つものになっていました。天井、と4方面の壁全てをスクリーンにして「将来に未来があるのか」という問題提示で環境というものを考えさせられました。

 スイス館の展示もよかったです。スイス軍隊のトーチ(ライト)をかたどった音声ガイドを入り口で渡されて、洞窟のような展示スペースに通されます。展示物の横にに設置されているセンサーにライトを当てると音声ガイドが聞ける仕組みになっていて、探検家さながらの気分を味わうことが出来ました。

 あとイタリア館の雰囲気が気にいりました。全体に水が流れてて、床は前面ガラス張り。どのパビリオンもそうですが、外が暑くて地獄なら、パビリオン内は薄暗くて、冷房が効いてて天国でした。


 んで、各パビリオンにはモチロン日本人のスタッフもいますが、その国ごとの出身のスタッフさんもいるわけで(笑)

 私の観た中での「ベスト・オブ・男前スタッフ」の栄冠に輝いたのはスイス館のお兄さんでした。いや、そこらのハリウッドスターよりベッピンでした。そんな綺麗な人が愛想良く接客してくれるので、なんだか得した気分にもなりました。
 あ〜でもアフリカのスタッフのお兄さんも黒い肌が本当に綺麗で見とれてしまいました。自国の踊りのショーなどもありまして、リズム感が只者じゃなかったです。
 あとチェコ館のスタッフも男性女性ともに美人といいますか、雰囲気のある人でした。私にとってチェコって国はクレイアニメくらいしかイメージなかったので、こんな綺麗な人が生まれる国なのかと思いましたね。

  愛地球広場の芝生に寝転び、足の疲れを癒したりしました。そうこうしてる内に、雲行きが悪くなってきてですね。雷が落ちたりしまして、↑写真3参照。

 で、どろどろになって帰ったわけです。

 ちょっと薄味なレポで申し訳ない。

 通してみると、私たちが普段どれだけ色んなものに触れているのかが解りました。だから本当に観劇するような驚きにはなかなか出会えないんじゃないかなと感じました。
 過去の万博では、人がは初めて電車に乗ったり、動く歩道に驚いてこけたり、驚きがもっとあったんだと思う。

 今回の愛地球博では環境がテーマでどのパビリオンもマンモスや踊るサテュロス像で過去を振り返り、ロボットやテクノロジーで今を見せてくれ、そこから未来への構想を発展させてくれるものでした。

 でもなにかが足りない気がする。それは「愛」です///
 愛・地球博の愛は愛知の愛でしかないのかな?



2005/06/17
12:01/Fri

何か吸収できましたか?
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 実家に帰っていたとき、ある事件が起こりまして。

 ソレは私には直接的には関係ないような気がするんだけど、1週間くらいその事についてココに書こうか、書くまいか、書きたいか、書きたくないか。頭のスミッコで考えていました。


 その出来事は、ある意味忘れるべき?っていいますか、言葉にしちゃいけないこと?言葉にしにくいことだけど、確かに、私の実家の付近の住民?には何かしら衝撃を与えたことなのです。

 私も直接的には関わっていないけれど、間接的に親から話を聞いて、少なからず、ココに書くかどうか迷うくらいは影響を受けたと言ってもいいのかもしれない。


 近所のの主婦の人が自殺したのです。

 まだ5歳くらいの、子供2人と旦那さんを残して。


 原因は鬱だったらしです。

 すぐそこの近所だけど私はご本人とはいっさい面識が無いのですが、ウチの親が通夜から帰ってきた後、私に「来た人みんな泣いてたよ。元保母さんだった人でみんな「優しい子だったのに、どうして?」って愕然としてたよ。明日のお葬式を手伝いなさい」と言ってきました。

 私はある意味興味があったし、そういうのも経験かな?と思って、渋りながらも「ふ〜ん」と曖昧な返事をしていました。

 でも結局私は行かなくていいことになったんですけどね。(なんだか母が独りで納得?してしまって)

 お葬式から母が帰ってきて私に言いました。「亡くなった人の親が泣き崩れて、本当に辛そうだった。(私に)お葬式を手伝いなさいって言ったのは、親より先に子供が死んじゃいけんってこと。感じて欲しかったからよ?でも実際に観んでも解るでしょ?あんたも親より先に死んじゃいけんよ?」

 
 ひとの死をどうこう書くのはていこうが在るけれど。

 私は確かに手に入れました。

 その一部は、興味を持ったことに対する自分への恥。

 精神的な恥。

 あと、親がいるうちはたっていようと思う。

2005/05/15
22:18/Sun

何か吸収できましたか?
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 昨日のノルシュテイン監督のありがたいお言葉に影響されまして、 やっぱり閉じこもっていてはダメだと思い、突発的に以前から尻込みしていた
 ドレスデン国立美術館展-世界の鏡-展を見に行ってきました。

 兵庫県立美術館です。

 兵庫県立美術館は2002年にできた新しい建物なのですが、券を買って、企画展示室、常設展示室に行くために一度3階に上がらないといけないってほど実は動線があまりよくない美術館だと私は思っている美術館です。(ごめんなさい)

 それはともかく。展示の中身はとても楽しめました。私的に楽しかったのはマイセンと中国や日本の磁器が並べてあった(マイセンが東洋の磁器の絵柄を模倣してるんです)展示でしょうか。
 私たちが西洋に憧れるのと同様にヨーロッパの人たちもトルコやアジアにとっても強い憧れを持っていたのが不思議でした。

 22日には終わってしまう企画展で、休日と言うこともアリ、最後のフェルメールの絵の前は人だかりが絶えず、満足には見えませんでした。少し後悔。

 王様の長靴下や、集光鏡、天球儀・・・科学的な道具でさえ綺麗で微細な彫金が施されててため息の連続。


 本当にもっとゆっくり見られなかったのが心残り。


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